赤ちゃんは何も考えずに原始感覚にまかせて、自然と気持ちのいいポーズをとります。
こんな格好で気持ちよくねていますね。
このように、頭で分析せずに、自然に気持ちのいい姿勢になることが「操体法」の基本です。
上の赤ちゃんのイラストのような動きを、操体法では「カエル足」と呼んでいます。
操体法と原始感覚については、以前にもブログに書いていますのでご参照ください。
今回はその中でも代表的な動き「カエル足」についてご説明します。
まずは、どちらの足が上げて気持ちがいいかチェックします。
左右で上げて気持ちの良かった方で行います。
気持ちよさが分からなければ、上げやすい方でいいです。
体の歪みの方向など分析しないで、気持ちのいい方(上げやすい方)を行うことがポイントです。
気持ちのいい方の足を、脇の方向に一番気持ちのいいところまで持ち上げ、15~20秒ほどキープしてから「ストン」と脱力します。
これを3回ほど繰り返します。
その後、もう一度左右比べてみてください。
左右差が無くなっていることが分かります。
あまり、変化がなければもう2,3回やってみてください。
ただ、これだけのことですが、腰痛予防や歪みの解消などにいいです。
実際の操体法の施術では、このように術者が抵抗をかけてから脱力してもらいます。
セルフでも十分に効果が得られ、ご自宅で簡単に行えますので、ぜひ行ってみてください。
頭で分析せずに、原始感覚にまかせて動ける感覚を身につけられれば、セルフケアの強い味方になれます。