日本人の国民病とも言える「肩こり」
お悩みの方は多いですね。
日頃から肩こりに対するセルフケアは大切です。
お灸とはがしとストレッチでの、自分で出来るセルフケア、肩こり緩和のやり方を紹介します。
お灸による肩こりのセルフケア
肩こりにはお灸は効果的ですが、自分で患部に直接行うことは出来ません。
自分で行うには腕にあるツボを使います。

合谷というツボです。
有名なツボですが、肩こりにもとてもいいです。
親指と人差し指の間で人差し指側にあります。
押してみれば強い反応があるのですぐにわかると思います。
合谷は万能のツボで、肩こりだけではなく、歯痛や鼻炎、風邪などにも使えます。

そしてもひとつ、曲池というツボです。
ヒジを曲げた時に出来るシワの外側で、骨の出っ張りの前にあります。
曲池も合谷と同じ流れにあるツボですが、肩こりや使いすぎによる腕の痛み、腱鞘炎などでもよく治療に使うところです。

ここに同時にお灸をします。
せんねん灸などの市販のものでも大丈夫です。
お灸はそれぞれの症状に対応しているだけではなく、身体の免疫力を上げるのにとてもいいです。
日頃から身近にお灸をして、健康生活に役立ててください。
はがしによる肩こりのセルフケア
最近、自分のイチオシのはがし。
普通のマッサージ店などではなかなかケア出来ない細かい部分が大事だったりします。
肩こりにはお灸と同じ腕のラインが効果的です。

親指の内側の骨側です。
ここを人差し指、中指、薬指の3本でゴシゴシとはがすように緩めます。
ここはとても痛気持ちいいです。
そして、先程お灸で紹介した合谷もはがします。
さらにそこから腕のほうに上がっていきます。

筋肉と筋肉の溝の掃除をするように、前腕をはがしていきます。
筋肉と筋肉の間、もしくは骨と筋肉の間を痛気持ちいいくらいで行うことがポイントです。
肩甲骨周りのストレッチも忘れずに
肩こりには腕や首、そして肩甲骨周りのストレッチも忘れてはいけません。
やり方は色々とありますが、大事なのは伸ばして気持ちいいと感じることです。
ごく一般的な自分が行なっているストレッチは

両手をあわせて上に押し上げます。

両手を後ろに組み、ヒジを曲げないようにして、そのまま上に伸ばします。左右の肩甲骨をくっつけるようイメージすると効果的です。

片手を横に向け、反対の手でヒジを体のほうに引っ張ります。

頭の後ろで手を写真のように組みます。ヒジの上に置いたほうの手を横に引っ張ります。
また、肩甲骨を動かす運動として

両肩を耳に近づけるように持ち上げます。
次に

肩甲骨をくっつけるように後ろに引きます。
そして

ストンと両肩を下に下ろします。
自分が行なっているごく一般的なものを紹介しましたが、肝は気持ち良さを感じることです。
痛みをこらえて行なっても逆効果になる場合があるので注意してください。
肩こりの予防、ケアにお灸やはがし、ストレッチを活用して健康生活に役立ててください。