梅雨の季節を迎え、空気もジメジメと湿気を感じるようになりました。
梅雨でどんよりした日が続くと、体調が良くない方も多いかと思います。
湿気が体に溜まり、体調不良を起こすことを東洋医学では「湿邪」と言います。
特に女性は湿気による冷えの症状が現れやすくなります。
湿邪が溜まると、体が冷えて血行が悪くなります
水分は人間にとって必要不可欠なものですが、湿度の高い状態が長時間続くと、発汗がうまく行えず、余分な水分が排出出来なくなります。
湿邪が体内に留まると、冷えを起こします。
冷えると血液循環が滞って代謝が悪くなり、むくみも起こりやすくなります。
湿邪は胃に停滞して、胃腸の機能を低下させ、食欲不振、残尿感、下痢、むくみ、頭痛、だるさ、関節痛などの症状も起こってきます。
湿邪の対策
汗をかく
ぬるめのお湯で半身浴をしたり、ラジオ体操やウオーキングなどの軽い運動で体を動かして、代謝を良くして、発汗しやすい体にしましょう。
自律神経のスイッチを入れる
このブログでも何度か紹介していますが、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが大切です。
日中は交感神経が、夜は副交感神経が優位になるように、自律神経のリズムを整えましょう。
薬味がおすすめ
食べ物では、薬味を積極的に摂るようにしましょう。
生姜、ねぎ、唐辛子などがいいです。
カレーもおすすめです。
漢方、サプリ
五苓散
五苓散は全身の水をさばく漢方です。
余分な水だけを出すので、一時的に体に停滞している時に効果的です。
むくみ、頭痛、めまい、吐き気などにいいです。
HLP末
多くの方がご愛飲されている、ミミズ乾燥粉末のサプリメント。
血流にとても良いサプリなので、湿邪で滞った循環の改善にも効果があります。
ツボへのお灸で湿邪対策
ツボにお灸をすることで、滞った体の水分が流れやすくなります。
陽池
体の水の流れを良くするツボ
手の甲側で、小指と薬指の間を手首方向にすべらせて、手首の付け根あたりのくぼみにあります。
内関
水の流れを良くし、自律神経の調整もします
手のひら側で、手首から肘に向かい指3本分とところにあります。
足三里
お馴染みの万能のツボです。
胃腸の調子を良くし、免疫力を高め、津液の流れを良くします。
膝のお皿の下から指4本下の、骨際のくぼんだところにあります。
三陰交
婦人科疾患に代表的なツボ。
特に冷えやむくみにおすすめです。
内くるぶしの上、指4本分の骨際にあります。
お灸は自分で使いやすいもので構いません。
ドラッグストアやネットで色々出ています。
ご自宅でするのに使いやすい、煙が出ないタイプや、アロマの香りがでるものもあります。
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