昨日はジムでのエアロビがない日だったので、トレッドミルとストレッチの軽い有酸素運動だけしてこようと思い行きました。
行ってみて、スタジオではいつもと違う、インターバルトレーニングというレッスンをやっていたので入ってみることにしました。
いつも有酸素運動しかやっていないので、きついかなと思いましたが、たまにはいいかと思ったのと、インストラクターが若い女性だったのでやってみることにしました。
インターバルトレーニング
インターバルトレーニングは筋肉や心拍に負荷をかけた後、完全回復しない程度のリカバリー(休憩)時間をとり、それを数セット繰り返すトレーニングです。
昨日はジャンプスクワットをから始まり、スクワット3種類、腹筋5種類、腕立て伏せの9種類のメニューをそれぞれ30秒して15秒の休憩を3セット繰り返し行いました。
計27セットです。
最初のジャンプスクワットから乳酸溜まりまくりです。
いつもはエアロビで爽快な汗をかきますが、今日は違う汗を大量にかきました。
乳酸とは
筋肉を動かすためのエネルギーは、糖質が分解されて、ATPが作られることにより生み出されます。
糖質が分解される際に乳酸も作られます。
乳酸は酸素が供給される運動よりも、無酸素の激しい運動の時に多く作られます。
作られた乳酸をミトコンドリアが食べてエネルギーが作られますが、乳酸が一度に大量に作られるとミトコンドリアが追い付かなくて疲労が蓄積します。
普段、ほとんど有酸素運動しかやっていない自分は、乳酸が蓄積するのが早く、体の疲労状態が早めに起こったため、かなりきついトレーニングになりました。
乳酸は悪なのか?
疲労蓄積の原因となる乳酸は良くないもの思われがちですが、実は持久力UPの為にはとても大切なものなのです。
筋肉はマラソン選手などが主に使う遅筋と短距離選手などが主に使う速筋があります。
先程書いたように、乳酸は激しい無酸素の運動の時、すなわち速筋で多く作られます。
自分のように、遅筋ばかり使った有酸素運動しかしていないと、乳酸が作られず、それを食べるミトコンドリアも増えません。
乳酸を食べるミトコンドリアが増えることにより、身体のエネルギーになり持久力がUPします。
サブ4以上を目指すマラソンの市民ランナーが、ロングジョグやLSDだけではなく、インターバルトレーニングを入れているのは、この速筋を使うためです。
5時間くらいや完走を目指す方にとっては、あまり必要ではありませんが。
トップアスリートのトレーニングでは、昔からこの乳酸を増やすトレーニングは当然のように行われてきています。
したがって、乳酸は疲労蓄積物質だから悪ということではなく、一般の方でも乳酸を一時的に増やして、持久力UPさせることは正しいことです。
ただ、そんなに体力向上は望まず、健康の為に楽しく運動をしていい汗をかきたい場合は有酸素運動だけでいいと思います。
基本、自分はそのスタンスでやっています。
今日はエアロビの日なので、昨日の筋肉痛をリカバリーしてきます。