昨年購入した「薬の9割はやめられる」という本。
基本的にはお医者さんが「薬を乱発しすぎだ」、「薬の飲みすぎは良くない」ということが書かれた本です。
しかし、よく読んでみると薬の完全否定本ではなく、血圧やコレステロール、血糖値の事、免疫疾患、うつなどの精神疾患などの病気の事、それに対して処方されるがままではなく、なぜその薬が必要なのか? 言われるがままに飲まずに考えるべきだということが詳しく書かれていて、なかなかの良書だと思いました。
薬と上手に付き合う
この本の表紙裏の文
あらゆる薬は毒である。
その毒がどうしても必要なことがある。
それを上手に使っていくのが、
医師と患者の共同作業である。
松田医院 和漢堂院長 松田史彦
お医者さんに処方されるがままに薬を飲むのではなく、なぜ必要なのか理解して、納得してから飲むべきです。
お医者さんにはいろいろなタイプの先生がおられます。
(利権うんぬんは無しにして)
用心深いタイプの先生は積極的に処方されるでしょう。
しかし、薬はあくまでも異物です。
その異物がどのように作用して、どのような効果をもたらすかをよく質問してから処方してもらったほうがいいです。
今後、自分の健康と向き合っていくうえでもとても大切なことです。
代替療法も体を知ることが必要
自己判断はよくありませんが、化学物質の薬を漢方薬に一部変更や、代替するほうが体にとっていいことがあります。
そのためにも現在の体と薬の仕組みを知らなければなりません。
お医者さんによっては、漢方薬を積極的に処方される先生もおられます。
漢方は人間を個々の臓器でとらえるのではなく、体全体でとらえます。
可能であれば、化学薬品から生薬の漢方に替えてみるのもいいかもしれません。
「医師と患者の共同作業」ですね。
この本には他の代替療法もいくつか紹介されていますが、このブログでよく紹介している三井温熱療法のことも少しだけ書かれていました。
食事療法やウオーキングなどの運動療法についても触れられています。
この本のタイトルは「薬の9割はやめられる」ですが、自分は9割はやめられないと思います。
しかし、体の仕組み、薬の仕組みをよく理解したうえで、漢方薬、サプリメント、食事療法、運動療法をうまく取り入れれば、「薬の(化学薬品)6割はやめられる」と思います。
自分の健康を考えるうえでも、読みやすくていい本だと思いました。
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