「吸い玉療法」と「温熱療法」の併用で筋肉痛の回復が早まるのか試してみました。
吸い玉は局所の微小血流を促進して、疼痛をやわらげると言われています。
温熱療法では、筋肉細胞に43℃くらいの熱刺激を入れることにより、ヒートショックプロテインを発生させるのが目的です。
筋肉痛には、吸い玉もヒートショックプロテインも効果があることはわかっていますが、併用することにより、果たして相乗効果があるのでしょうか。
筋肉痛の状態を作ってみた
実験するにあたり、まずは筋肉痛の状態を作らなければなりません。
スクワット100回(20回×5セット)行います。
普段から、ジョギングやエアロビなどの有酸素運動は行っていますが、スクワットはまったくやっていません。
普段やらないアラフィフがいきなり100回行なったらかなりきついです。
今回、筋肉痛を作りたい筋肉は大腿四頭筋です。
終わった後は足がガクガクして、乳酸が溜まりまくっている状態です。
筋肉痛は、通常ですと2日後にやってきます。
大腿四頭筋に吸い玉療法
案の定、2日後に筋肉痛やってきました。
まずは両足の大腿四頭筋に吸い玉です。
大腿四頭筋の中でも、右の外側(外側広筋)部分が特に赤黒く色づいていました。
スクワットでは、大腿四頭筋の中でも、真ん中の「大腿直筋」と外側の「外側広筋」がよく使われるようです。
これだけでも老廃物が浮き出て、気持ちがいいです。
三井温熱器でヒートショックプロテイン
次に三井温熱器で筋肉痛の足に熱刺激を入れてみます。
ヒートショックプロテインとは
ヒートショックプロテインとは、人の体に熱が加わったときに、体を防御しょうとして作られるタンパク質です。
このヒートショックプロテインは、痛んだ細胞を修復させる特殊なタンパク質です。
本来は入浴法やゲルマニウム温浴などで行われています。
老廃物が浮き出たところにピンポイントで熱刺激を入れられるので、三井温熱器は便利です。
体に入れる温度も43℃位なので丁度いいです。(お灸も皮膚表面温度は同じくらいです)
筋肉痛の大腿四頭筋に、10分くらい熱刺激を入れます。
三井温熱器で熱刺激を入れた後です。
前の入れる前の写真と比べて、かなり赤黒い跡が少なくなったのがわかります。
吸い玉と温熱の併用で「超回復」を
吸い玉と温熱を行った日の翌日にこのブログを書いていますが、
筋肉痛かなり楽です
吸い玉の跡も、さらに薄くなってきています。
最初のような状態だと、通常なら1週間位跡が残りますが、もっと早く消えそうです。
吸い玉と温熱の併用が、筋肉痛の緩和にさらに効果的な事がわかりました。
今回は三井温熱器を使いましたが、温浴などでヒートショックプロテインを作るのもいいでしょう。
ほっておけば時間の経過と共に収まる筋肉痛ですが、早く回復させたい時などは試してみてください。