自分でのセルフケアでよく行っているのが「はがし」です。
「はがし」と言われても何のことだかわからないかもしれませんが、マッサージでもなくツボ押しでもなく、文字通り骨と筋膜をはがす事です。
「はがし」のイメージ
こんな感じで骨際の筋肉をはがします。
骨際が特に大切
「はがし」の部位は基本的に手、足、背中、胸、頭など身体のあらゆる場所の骨際です。
手の指でいうとこのような場所
赤で示してあるような骨際の部分を指先ではがします。
押す、揉むというより「はがす」「しごく」というイメージです。
この写真にあるように、椅子の縫い目の部分を指先で「はがす」「しごく」感じです。
やり方は慣れがあるでしょうが、まずは痛気持ちよければOKです。
特に手の指などは簡単に出来ますので、日常生活の中で常に意識してやっておけばいいですよ。
手のはがしは上半身、特に首・肩の症状にいいです。
症状別・部位別のはがしの場所などは、またこのブログで書いていきます。
参考にさせて頂いているもの
自分が「はがし」を行ううえで参考にさせて頂いているのが
- 杉本錬堂先生の天城流湯治法
- トーマス・W・マイヤーズ氏のアナトミートレイン
- 橋本敬三先生が創始者の操体法の理論
- 鍼灸の経絡経穴の理論
などを参考に自分で試行錯誤しながら研究しておこなっています。
鍼灸師ですので経絡・経穴はあたりまえですが、操体法は臨床で20年臨床でおこなっています。
その理論と最近文献等をよく読ませてもらっている、天城流湯治法とアナトミートレインをミックスさせて自分流「はがし」をおこなっています。
セルフケアでの「はがし」の流れ
症状ごととか細かい事はおいおい書いていきますが、簡単な手足のセルフケアの流れを紹介します。
※手
- 母指球の骨際
- 甲のV字ライン(合谷ツボあたり)
- 各指の関節付近
- 指と指の間の筋肉
- 手首周囲の骨際
- 腕から肘にかけての骨際
- 肘の関節回り(曲池ツボあたり)
※足
- 膝の裏
- 内側のスネの骨の際
- 外側のスネの骨の際
- アキレス腱回り
- 足のアーチの骨際
- 指と指の間の筋肉
- 各指の関節付近
文字だと分かりずらいですが、だいたいこのような場所を中心にセルフケアします。
他にも側頭部や鎖骨回りも自分のセルフケアにいい場所です。
「はがし」によるセルフケアの概要を簡単に説明してみました。
自分自身で行いながら、細かい事や症状ごとについてなどこれから書いていきたいと思います。
よかったらまた見に来てください。